現金と電卓

文化と会社

変化する経済に戸惑う企業と国民

インドネシアに進出する企業の数は、過去5年間の間に急増しています。豊富な労働力と世界屈指の人口を誇る国なので、内需の消費が期待できるためです。そのおかげでインドネシアは急激な経済成長を遂げていますが、急激な変化の為に戸惑いも見られます。ガソリン価格の高騰に加え、労働者の最低賃金が5年前と比較すると2倍になっているので国内経済に変化をもたらしています。会社設立を考えている企業は、地域によって異なる最低賃金所得を調べておく必要があります。首都ジャカルタ近郊は物価の高騰に加え、最低賃金も上昇しているので会社設立に必要な不動産の確保と従業員を確保するのが難しい状況です。資金を持っている大手でも苦戦しているので、中小企業の場合は更に競争が激しくなっています。

文化を正しく理解し、敬うことが大切

インドネシアで会社設立を行う際に知っておかなければならないのは、イスラム教が国教ではないが世界でイスラム教徒が最も多い国と言うことです。彼らは穏健で敬虔な信者なので、1日に5回のお祈りを欠かしません。当然のことながら、就労時間中であってもお祈りに行くと言えば許可を出さなくてはなりません。インドネシアで会社設立をしたけれど、撤退した企業の中にはこの点を理解していなかったという事例もあります。彼らの生活の一部になっているので、間違えた認識や固定概念を持っていると仕事はおろか日常生活にも影響が出てくるかもしれません。日本人の数が限られており、日本人コミュニティも多数存在しているのでそのような場で情報を求めることも大切です。